地区防災・集落防災の支援

当研究室では、特定非営利活動法人コミュニティとの連携により、地区・集落レベルでの防災活動を支援しています。

■山形県遊佐町津波避難誘導サイン(意匠設計・構造設計/2013年度)
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■宮城県登米市町区自主防災互助会防災マップ(デザイン・避難計画策定/2013年度)

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名取市閖上地区の震災慰霊空間づくりの支援

仙台高専の学生たちを中心にした活動「明日へ進もう!ここからプロジェクト」(通称:アスココ)では、東日本大震災で大きな被害の出た宮城県名取市閖上地区に整備される震災慰霊空間づくりの支援を行っています。

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東日本大震災では、名取市で911名の方がお亡くなりになられ、住宅の全壊は2,801軒、津波で浸水した農地は耕作面積の52%にも上るといわれています。

→参照:名取市における東日本大震災の記録(名取市制作)

 

なかでも閖上地区は古くからの漁港のまわりに新興住宅地が整備され、多くの方々が生活していましたが、8mを超える高さの津波が襲い、多くの被害が集中した地区です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA(2012年5月撮影/名取市閖上地区)

 

名取市では、3年余りが経過したお盆に合わせて、閖上地区の日和山南側に東日本大震災慰霊碑の建立を進めています。

今後、震災メモリアル公園(復興祈念公園)の整備を進めることが名取市により検討されており、先行的に設置される慰霊碑は将来公園内に移設される見込みです。

まわりはまだ震災の傷跡も生々しく、私たち「明日へ進もう!ここからプロジェクト」(アスココ)は少しでも彩りのある空間づくりをお手伝いできないかと思い立ち、2014年5月から検討を重ねてきました。

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今回の設置場所は震災前は路線バスの回転場でしたが、震災後しばらくの間はガレキ置き場として使われていました。

実際にこの場所には、コンクリートや瓦屋根の破片、食器のかけらなど、あの日の跡形が残っています。

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私たちはまず、2014年8月11日に挙行される東日本大震災慰霊碑除幕式にも少しばかりの彩りを添えられないかと考え、名取市役所と協議を始めました。

そのなかで、式典の会場レイアウトも担当させていただくことになりました。

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式典会場を彩る花選びを県内の農園さんと進めています。写真は慰霊碑の建立工事が進む現地にて。

 

これまでの準備の様子について、2014年8月4日付の河北新報で報道していただきました。

震災慰霊碑除幕式 仙台高専生が演出(河北新報 2014年8月4日)

 


今後、多くの住民・市民・遠方からのボランティアの皆さんとともに、彩りあふれる震災慰霊空間づくりに取り組んでまいります。
近々、クラウドファンディング(支援金を調達する仕組み)の「READYFOR?」を通じて、資金集めをスタートさせる予定です。

皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします!


 

「明日へ進もう!ここからプロジェクト」(アスココ)は、仙台高専の7名の学生が立ち上げました。

彼ら・彼女たちの出身地は、石巻、多賀城、仙台、丸森、相馬、南相馬。

震災や復興に対して、それぞれの想いがあります。

 

アドバイザー:国立高専機構 仙台高専 准教授 小地沢将之

運営支援:特定非営利活動法人コミュニティ

写真版権:小地沢将之+明日へ進もう!ここからプロジェクト

教員 -FACULTY-

公立大学法人宮城大学
事業構想学群 都市・地域・社会デザイン研究室
准教授・小地沢将之・博士(工学)

Urban Planning and Community Management Lab., School of Project. Design, Miyagi University
Associate Professor
Masayuki Kochizawa, Dr. Eng.

仙台市出身,宮城県仙台第二高等学校〜東北大学工学部建築学科〜東北大学大学院工学研究科 卒業・修了

■現職
*公立大学法人宮城大学事業構想学群 准教授
*特定非営利活動法人コミュニティ 代表理事

■非常勤講師
*東北公益文科大学大学院公益学研究科「ソーシャル・キャピタル論」非常勤講師(2012.4〜)
*東北学院大学工学部「都市計画」非常勤講師(2014.4〜)

■行政委員(現職)
*塩竈市社会教育委員会議 委員(宮城県塩竈市)
*宮城県仙台南高等学校 学校評議員(宮城県)

■学会委員(現職)
*日本建築学会東北支部 地方計画部会 部会長
*日本建築学会東北支部 建築デザイン教育部会 幹事
*日本建築学会東北支部 災害調査連絡会 委員
*日本都市計画学会東北支部 総務企画委員会 委員


開かれたプロポーザル方式による住民参加(PPOP)

公共施設や集落の集会所などの公共空間づくりは、諸制度を活用しながら財源を捻出する自治体、専門的な知見に溢れた建築設計者に加えて、施設利用や運営の主役となる住民の皆さんの存在が不可欠です。
当研究室では「開かれたプロポーザル方式による住民参加(Public Participation with Open Proposal/PPOP)」の実現を支援しています。
これまで、山形県遊佐町における吹浦地区防災センター、稲川まちづくりセンター、西遊佐まちづくりセンターでPPOPが実現しています。